グアムの雰囲気って時間がゆっくり流れていて、現地の人は”細かいことは気にしない”そんな人が多いように感じます。のんびり歩く姿がなんともいえないゆるさ。最高です。日本のように早足で歩いている現地の人を見たことがありません。
実際に過去何度もグアムへ行ってるけど人に対して危ないと感じたことは私は一度もありません。
そりゃ、知らない人の車に乗ったり、人のいない秘境の場所に行ったり、夜中にタモンをうろうろすれば、危ないことはあります。
でも、当たり前の行動をしていれば、”人”で嫌な思いをすることはないかと。
今回の記事では、グアムで経験した”グアムの現地の方の人柄”についてまとめたいと思います。
初グアムで出会った現地のファミリーが優しかった
親友との初グアムで、素敵なファミリーに出会い、彼らのホームパーティーに参加させてもらうという素晴らしい体験をしました。
レンタカーを借りて南部をドライブ中、親友と『お腹空いたね~喉乾いた~』なんて言っていると、グアム南部のメリッソという村で小さなハンバーガー屋の看板を見つけました。
すぐにレンタカーを止めてハンバーガー屋を求めて付近を散策。それなのにお店らしき建物が見当たらない。
近くで現地の大家族がホームパーティーをしていたので、緊張しながら「ハンバーガー屋さんはどこですか?」と聞くと、「ハンバーガー屋は無くなったよ」とのこと。
残念そうにしていると
「お腹空いてるならここで食べていきなよ!ノーペイ!ウェルカム~」
といってグイグイ私の手をひっぱってお料理の前に連れて行くではありませんか!
正直・・初グアムで不安な中、その強引な感じに驚いてどうするべきか迷ったけど、満面の笑みで私達に料理を勧めてくれてる、その気持ちを無下にはできない!!親友と覚悟を決めました。
で、その現地の料理が見たことも無いものばかりで、「何この赤いごはん?」とまた別の不安が。でも気持ちを無下にはできないですからね、ドキドキしながら食べて見たわけです。
それがそして衝撃、驚くほど美味しかったんです。グアム現地の料理がこんなに美味しいとは思わず、バーベキューはもちろん、赤いご飯(レッドライス)や新鮮な刺身のケラグエン、クリームチームズ薬草が入った謎の食べ物も激ウマでお代わり、香辛料たっぷりのエビも最高でした。
しかも「おかわりしなよ、飲み物どうぞ、ケーキもどうぞ、お持ち帰りもどうぞ~」といたれりつくせり。いろんなお話をしたり、赤ちゃんを抱かせてもらったりして素敵な時間を過ごしました。
私と同世代の女の子が料理などを取り分けてくれたり、若い男性が観光業のお仕事をされているようで、ここから先のおすすめスポットを教えてくれたり、子ども達も人懐っこく、おじいさんやおばあさん達も優しくしてくれました。
帰りには、セブンアップを4缶、ケーキを二人分、夕食になるほどの料理をタッパーに詰めて持たせてくれました。
それがこれ。
夕食はどこにも行かずにホテルにビニールシートを引いて二人で完食。
グアムの人たちのフレンドリーさや、困っている人を助けることに対してごく自然にできるコミュニケーション能力が素晴らしいなと思います。今でも大切な思い出です。
パンクした時に助けてくれたお父さん
親友と2回目のグアムにて。
レンタカーを予約していた日が雨で、それでもドライブしていたら何が原因か分からないんだけど、パンクさせてしまいました。笑
ドライブ中、ハガニア湾の休憩所で「晴れてくれー!」と2人でグアム風雨乞いダンスを踊ったり・・馬鹿な日本人丸出し。
帰りは雨の中教会に寄り道したり、ケンタッキーで軽食を食べたり、それなりに楽しんだのでタモンに帰ることに・・すると車から「ガッタンガッタン」と異音がし始めるではありませんか。
何事かと思ってコンビニの駐車場に車を止めると、見るも無残にタイヤがぺしゃんこ、つまりパンクしていて、あまりの衝撃に私は生まれて初めて腰を抜かしました。
とりあえず英語のできる友人はコンビニで電話を借りてレスキューを呼び、私は呆然。
そんな時なんです、偶然通りかかった現地の家族がスーッとパンクした車の横に停車して、乗っていたお父さんがタイヤ交換をさっさとし始めたのは。
途方に暮れている20代の若かりし日本人女子を可哀想に思ってくれたのでしょう。
小学生くらいの女の子2人とお母さんもいて「大丈夫だよ」って言ってくれたり。優しくされて泣きそうになってしまうくらいでした。
そしてタイヤ交換は10分もかからず終了。
その後すぐに車に乗って立ち去ろうとされたので、私達二人でお礼を渡したのですが・・・それも受け取ってくれなくて、親友と二人で感動。
グアム現地の方の人柄の良さを改めて感じた出来事でした。
(パンク前のふざけた雨乞いダンスが良くなかったのかも。笑)
スムージー屋の店員さんが優しかった(涙)
親友とのグアム旅行3回目、またまたドライブ中のお話です。
8号線沿いの、アイスクリームショップにて。かなりローカルで日本人なんて絶対に来なさそうなお店に立ち寄り、店員は笑顔で味見までさせてくれて、日本人女子2人でいたれりつくせり。
マンゴー味とチョコ味のスムージーや、パンケーキ、アイスとジュースを購入。
店員さんに「バイバーイ」と笑顔を振りまき、店の外へ出ようとしたそのとき!!手がすべってスムージーを落としてしまいました。
玄関を汚してしまった事、ノリよく楽しませてくれたのにこの有様、せっかく作ってくれたスムージーを無駄にしてしまったことにものすごい申し訳ない気持ちになってまた泣きそうになっていると、、、
すぐ店員さんがきてくれて「もう一個作ってあげるよ!掃除も水流すだけだから大丈夫!」と言ってくれたのです。
そして、ご厚意で無料でもう1個作って頂きました。
でも、全ての気遣いと、優しくしてもらったことに対して本気で泣きそうになりました。
次のグアム旅行でまた行って御礼のお土産を渡そうと思っていたのですが、店舗は無くなっていてもうあの店員さんには会えませんが、店員さんありがとう。
赤ちゃん連れだと現地の方は神です
息子は9ヵ月の時、娘は6ヶ月の時にグアムに行きましたが、人も街も全部が赤ちゃんに優しいと感じました。グアムで楽しむのは親だと思いきや、完全に主役は赤子となります。
空港ではいつも無愛想な入国審査官が『ハーイ!ベビー!キュート!!』と満面の笑み。
レストランに行ったら8人くらいのスタッフが入れ替わり立ち代わりで息子を抱っこし、テンションが上がった息子は大笑い、それを見て『ハッピーボーイ!!』『ベリーキュート!』と皆が笑顔で接してくれる。
ショッピングではレジの人に『How old?』と何度も聞かれ『ベリービッグ!キュート!』と話しかけられるし、もう主役は完全に赤子。
もう「キュート!」って言われすぎて、言い方移りますね。
息子や娘が騒いだり泣いたりしたら、隣の席の夫婦が『カモン』と笑顔であやしてくれたり、店員が私たち夫婦が食事できるよう抱っこしてくれたり。こんな至れり尽くせりな子連れ旅行あります!?
現地の方の暖かい眼差し、そして手を貸してくれる優しさ。冷たい目線なんて皆無、その点だけは日本と比べると雲泥の差。
子育てで疲弊していた時期は移住を考えてしまうレベルでしたね。
その他の現地の方のお人柄など
最後に、グアムの現地の方のお人柄や治安ついてのお話を簡単にまとめてご紹介します。
米軍基地のこと
グアムは米軍基地があります。お人柄とは関係ないかもしれないけど、基地の方はグアムの雰囲気を少し都会風にしているように思います。若い頃は親友といるとよくナンパもされて何時間もおしゃべりした経験もありますが、皆結構紳士的な対応です。もちろんレディーファーストがやばいです。危ない感じはなかったです。
また、米軍基地があることである程度守られている島なので、その事もグアムの良さに一躍勝っていると思います。また警察も近隣の島に比べてしっかり機能しているという話も聞きました。
観光業についている方が多いこと
島の70パーセント程度の方が観光業の仕事をしています。
つまり観光客が減ると自分達が生活できなくなるので、観光客を騙したりはしないし、そう言うことをすると周囲に怒られるからやらないよ〜という話を聞いたことがあります。
騙されたことがないこと
これは比較になりますが、タイなどのアジア方面へ旅行に行くと私は必ず騙されます。どんなに旅慣れしていても。
例えば世界的に有名なアユタヤ遺跡でさえ、子どもの売り子がたくさん寄ってきて無視するのが辛いなと思っていたら実は親が行かせていたり、お寺に入ろうとしたら、ここは今はお祈りで見れないからと嘘を言い、別の観光スポットに案内するから金くれとか。ものすごく騙し方も用意周到なんです。
でもグアムで騙されたことが一度もありません。10回以上行っているので1回くらいあってもいいと思うのですが無いので、それがグアムの良さかなと思います。
まとめ
上記の体験談は、私個人が行ったグアム旅行でのお話です。
特に女子2人で海外は危険だと言う方もいます。でも女子だからこそグアムは優しくしてくれる方も多いのです。もちろん子連れにはさらに最強に優しいです。
私がグアムに何度も足を運ぶのは、海が好きという理由だけでなく、グアムの優しい人達に助けてもらった経験や騙されたことがない点も大きい要素です。
海外なんだから危険なことももちろんあります。夜中や人気のないビーチで、ひったくりにあった方も多くいます。ナンパされてついて行ったら怖い目にあったなんて話も聞きます。
でも、気を付けて旅をすれば、そんなに嫌な思いをする島ではないし、コミュニケーションを取ればフレンドリーで優しい方のばかりで楽しいですよ。