グアムは日本人観光客が多く、日本語も通じやすい気軽にいける海外の1つなので、日本語対応の病院が充実しています。
実は今回の旅行中に、我が家の暴れん坊大将!爆裂2歳半の息子が転んで顎を怪我しました。
血が止まらず、見ると2cmほどぱっくり割れてしまうほどの怪我。
こんな怪我は日本でもしたことがなく、私も旦那も不安で仕方ありませんでした。
今日は、グアムで旅行中に病院にかかる場合の連絡先や体験談をまとめて書きます。
グアムで怪我して病院にかかりました
グアムで2歳半の息子が怪我をして病院にかかりました。以下その時の体験談を綴ります。読み飛ばして緊急時の連絡先だけ知りたい方は、スクロールして下の方を見てください。
怪我の経緯
怪我した場所は、海沿いのおしゃれなレストラン。
「うーみー!!」と大はしゃぎしてルンルン気分だった息子はダッシュした際に段差につまづいて転んで顎を打ちました。
転ぶのはいつものことなので、「ハイハイ、痛い痛いの飛んでけー」と呑気にやっていたのですが、その私の手に血がべっとり。一瞬意味が分からないほど動揺しました。
すぐさま見てみると息子の顎はぱっくり2cmほど縦に割れ目がついている状態、かすり傷なんかじゃない、これはヤバイと本能的に分かりました。
たまたまレストランに現地の医師の方がいたようで、すぐに医療用のゴム手袋を装着して止血してくれたのですが、その方に「縫うことになると思うよ」と言われてしまいました。
胸がざわざわ、縫う?痛いよ?麻酔なんて使ったことないよ?
どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう・・・頭の中は真っ白け。
とっさに宿泊していたホテルのレオパレスリゾートに電話をして、日本人スタッフの方から緊急連絡先として日本語が24時間通じる窓口を教えてもらいました。
こういう時こそ日本人スタッフがいるホテルのありがたさを噛み締める、しかも女性。きっと彼女も母親なのでしょう、優しい言葉をかけてもらい正気に戻ったわたし。
もうママなんだからしっかりしなきゃ!
緊急連絡先に電話をかけて、とりあえずホテルまで送迎車にきてもらうことになりました。
準備するものは、パスポートと海外旅行保険の証明書です。この時ほど海外旅行保険に入っていて良かったと思ったことはありません。
送迎車の中
送迎車がホテルに到着したので、息子を抱いて車に乗り込みました。
息子の送迎に来てくださったジュンさんは日本語ぺらぺらの男性。
この時、ジュンさんはただの送迎の方なんだと思っていましたが、実は看護師免許を持っている方で、病院でも通訳としてずっと付き添って頂き、最後はホテルまで届けてもらいました。
すごい安心感。さすがグアム!!サポート手厚い!!
車の中でどういう状況で怪我をしたかをジュンさんに説明しました。かなり細かく、質問がありました。例えば海の中ではないか?とか、砂浜にあった珊瑚で怪我したのではないか?など。自然が絡むとまた治療も変わるのだとか。
色々話をしながら病院へ向かいました。
麻酔のことがどうしても気がかりで、何かあったらどうしようとそればかりでした。でもわたしが不安そうにすると息子も不安になるから、息子を抱きしめながら私はずっと歌を歌っていました。そしたらハガニアの海を見た息子は一緒に歌いはじめて「ゆうちゃんはそう、ママのたからもの〜♪」ってEテレ定番の歌をね。
この時に車から見たハガニアの海、見慣れた景色なのに違った景色に見えました。この気持ちは一生忘れないと思います。
そして、その歌詞を聴いていたジュンさんは、それからずっと息子のことを”ゆうちゃん”と呼んでくれていました。
どうでもいいエピソードなんですけど、わたしにとってはその優しさが忘れられない思い出なのです。
病院にて
病院はFHPという総合病院で、GPOのすぐ近くにありました。
個室に通されてからも、ずっとジュンさんが付き添ってくれていました。
看護師との怪我の経緯なども全部ジュンさん任せ。海外旅行保険も入っていたので支払いも不要で手続きも全部ジュンさん任せ。
後、予防接種の破傷風を受けているかと聞かれました。破傷風?四種かな?分からなくて、咄嗟に持参の母子手帳の予防接種のページを直接看護師に見せました。
この時初めて気がついたのですが、母子手帳の予防接種のページには英語表記もある!ありがたい、そして破傷風は四種の中に入っていました。雑な母親でごめんよ息子。
その後看護師が傷の場所を洗ってくれて、その後ドクター待ち。1時間くらい待ったかしら。
白髪の初老の医師がやって来ました。息子の傷口を見て「2針縫ったら早く治るけど、テープでもいい、どっちにする?」と言われました。
ちょっとパパに相談しようと電話したのですが、出てくれなかったのでここはママの判断で「テープで!」とお願いしました。海外で麻酔とか縫うとか2才半の子どもには負担すぎると思ったのでそのような決断をしました。
この間、一切泣かなかった息子。親が言うのもなんですが一生懸命頑張りました。
待ち時間はじっとしてられなくて、特別大サービスでYouTubeも見せたりしてごまかしながらなんとか診察を終えることができました。
ジュンさんがグアムの生活の話などの世間話をたくさんしてくれて、知識も深まり、また看護師の女性の方はずっと「Good Boy!!!」と励ましてくれていました。
たくさんの方にお世話になりました。
その後、会計処理(支払いは無い)のために待合室にて。大ごとにならずにホッとして、パシャり。日本の病院と雰囲気同じです。
帰りはジュンさんにホテルまで送迎してもらいました。(こういうときは心を込めてチップも忘れずに。)
ちなみに息子は車内で爆睡。私も行きは不安で不安でたまらなかったですが、息子の寝息を側で感じながら、大事に至らず良かった・・・と心から安堵し仮眠しましたとさ・・。
帰国後
その後、特に海外旅行保険会社からの連絡などもなく、息子の傷は1週間でいい感じに乾いて自然に修復されています。
現在、帰国から3週間ほど経ちましたが、傷跡はちょっとうっすら見える程度にまで回復しました。
縫う必要ないね。ちゃんと治る。良かったです。
旅行中の怪我・外科や土日祝・夜間の場合の緊急連絡先
今回、ホテルに教えて頂いた緊急連絡先は、マイクロネシア・アシスタンス・インク(通称MAI)という会社さんです。主要旅行会社数社と保険会社が合資して設立されました。
頂いた名刺
24時間日本語サービスで病気や怪我の対応について教えてくれます。以下どちらでも通じます。
営業時間 | 24時間 |
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電話番号(名刺記載) | 671-649-0119 |
電話番号(HP記載) | 671-649-8147 |
今回の場合、"MAI"は、病院の手配、通訳による送迎、海外旅行保険の手続き、診察中の通訳、薬の受け渡しまで全て対応してくれました。
また日本語119番のように、警察沙汰など困ったことがあったら電話すれば対応してもらえるのでぜひ覚えておきましょう。
旅行中の病気・内科や小児科の連絡先
旅行中の風邪や腹痛など内科の症状、かつ平日の場合は、グアム旅行者クリニックに電話しましょう。繁華街にあり、アクセスもよく日本人医師が対応してくれます。
公式サイト | グアム旅行者クリニック |
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診察日 | 平日 |
診察時間 | 09:00-12:00/13:00-17:00 |
電話番号 | 671-647-7771 |
受付時間 | 08:00〜22:00 |
時間外や休診日の診療も対応してもらえますが、全部予約制です。
今回の教訓
今回、10回目のグアムで初めてグアムのマイナスの面を見ることになりました。旅行は楽しい!ハッピー!だけではないということです。
やはり一番大切なのは海外旅行保険です。大手だとなおよし。クレジットカードの保険付帯もあればさらに安心です。
海外旅行はリスクもあります。それでも子供を連れて行くのは、楽しいから。
独身時代から大好きだったグアムに、親になったからって我慢する必要はどこにもありません。子育ては忍耐修行の日々だけではないはずです。
そして、私は今回のことで、母としてだいぶ強くなりました。また、知らない土地の病院で頑張った息子のことを思い出すと、「コラーーー!」なんて怒っててもハッと思い出して優しくなれたりします
まあそれはさておき・・・
グアム旅行で大事なことは、もしもの時のために、保険をかける・もしもの時の電話番号をメモしておく・携帯電話は使えるようにしておけばなおよしだと思います。
ちなみに空港でSIMカード買ったらグアムの携帯番号がもらえてグアム内なら無料で使い放題です。
以上です。