グアムのハガニア地区は、聖母マリア大聖堂や、スペイン広場、ラッテストーン公園やアプガン砦などグアムの歴史に触れることができるスポットがたくさんあります。
それだけではなく、政府機関も集中しており、裁判所や知事の家、銀行などのオフィスが点在しているエリアでもあります。
一つ一つ、ぐるっと徒歩で観光しても3時間程度、半日程度で終わりますので私が感じたことを含めながら、スペイン広場、ハガニア大聖堂、スキナープラザ、ラッテストーン公園、アプガン砦、サン・アントニオ橋についてご紹介したいと思います。
スペイン広場
スペイン広場はスペイン総督邸の跡地として知られています。
世界一周航海の途中でマゼランがグアム島を発見したことがきっかけで、世に知られるようになったグアムは、その後すぐにスペインに統治されてしまいます。それから約300年間も統治時代は続きました。
以下写真の奥に写っているものは、有名な珊瑚石で造られた武器庫への入口。近くに行くとても存在感があります。
この辺は近年の戦争中に被害があった場所になるので、戦争の爪後で哀愁と趣を感じさせる色合いが特徴的です。(※2017年に訪れた時は綺麗に塗り直しされていました。残念です。)
また、スペイン広場はその名の通り広場のような憩いの場となっており、きれいに整備されています。
こんな力強い木も。戦争中に影響を受けなかったものと思われます。
こちらは有名なチョコレートハウス。当時は社交場として利用されたそうです。
華やかなグアムの雰囲気は一切ありませんが、近くには屋台が出ていてココナッツジュースを販売していたりマンゴーを販売していることもあります。
聖母マリア大聖堂
グアムには教会が点在しています。特にグアム南部は古くてオシャレな教会が自然と共に共存している姿を見ることができます。
そんな中、ここ聖母マリア大聖堂はグアムでも一番大きな格式の高い教会と言えます。
ステンドグラスの美しさと教会の外観に圧倒されることでしょう。天気が良ければ、青い空と白い教会のコントラストがまた素晴らしいです。
日曜日に行くとミサが行われているので、祈りをささげている現地の方を見ることができます。私は本格的な教会に行ったことがなく実際に本物の十字架を見ると、ものすごく不思議な気持ちにさせられました。
サン・アントニオ橋
サンアントニオ橋は、スペイン統治時代に作られた古橋であり、現存のものは太平洋戦争のあとに復元されたものです。
サンゴ岩作られており、スペイン統治時代はハガニアと南部との主要道路を繋ぐための重要な橋だったそうです。
橋の側にはグアムの「おとぎ話」にでてくる美少女の人魚、シェリーナの象も見学することができます。
スキナープラザの記念碑
スペイン広場の隣にあるスキナー広場には、太平洋戦争時の戦士達の記念碑があります。
その形は、人間の手と手を合わせているような形をしており、まさに平和をイメージさせるモニュメント。
気軽に行けるリゾート地として年間80万人以上の日本人が訪れるグアムですが、戦争中この島はアメリカ軍との戦いで多くの日本兵が命を落とした激戦の地でした。ご存じの方も多いかと思いますがグアム島は、終戦後も潜伏を続けた「残留日本兵」を数多く生んでいます。戦争が終わっていることを知らずにジャングルで生きてきた方が昭和の高度成長期に日本に帰国したこともありました。
私たちは、自由に平和に暮らしていますが、彼ら日本人兵士達の思いを忘れてはいけません。私はグアムに行くたびに、ここで戦死した日本兵がたくさんいたことを想い「今楽しませて頂いてありがとう」という気持ちになりますし、現代に生まれて、幸せに暮らせることをありがたいと思っています。
そういったことを、考える機会になるのはよいことではないでしょうか。お子様連れならなおよいですね。
#こちらの記事も参考になります。
グアムミュージアム
スキナー広場の記念碑がある場所の道を渡ったところに、2015年に建設されたばかりのグアムミュージアムがあります。
アーチ型で両側の壁に英語の文字が刻まれていて、地震国の日本ではあまり見かけない形なので建造物として見るのも面白い。
グアムの歴史にまつわる展示物がされており、営業時間は10時から17時、入館料は大人$3、6~17歳$1、5歳以下と55歳以上は無料です。※料金は変更になる可能性があります。
またグアムミュージアムの前には整列されたヤシの木と”GUAM"のロゴモニュメントがあるフォトジェニックスポットもあります。
多くの若い女性たちが写真を撮影していて、待ち行列ができていたりします(笑)
ラッテストーン公園
スペイン広場の裏手に、ラッテストーンと呼ばれる高さ1.5~2メートルの石柱が並んでいます。日本で言うとこけし状の形をしており宗教的な意味があると言われていますが、その実体についてはまだ解明されていません。
このラッテストーンはグアムのシンボルマークにもなっており、至る所で見ることができますよ。
また公園の端には旧日本軍が使用していた防空壕がそのまま残っています。”防空壕”と文字が刻まれていて生々しい雰囲気があります。
今はリゾート地のグアムですが、以前は第二次世界大戦の激戦の地だった事を感じさせられるスポットになっています。
アプガン砦
アプガン砦は、スペイン軍が拠点とした砦で太平洋戦争時は日本軍も使用していたハガニアの高台にある砦です。
アプガン砦の駐車場に車を置き、高台に行ってみると、ハガニアの町並み、ハガニア湾を見渡すことができ、とてもきれいな景色が広がっていました。
また、こちらの大砲はレプリカでしが、こういったものを実際に使っていた人がいると思うと、また胸が痛みます
歴史は苦手でしたが、実際に見て感じると「戦争中のこともいろいろ知りたい!」と思うようになります。景色は本当にキレイなのでおすすめです。
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持ち物
繁華街のタモン地区から離れるので、フリーwi-fiが使えるスポットを探すのが大変です。
SNSへの投稿などスマホでインターネットを利用する場合はWi-Fiルーターを持ち歩くとよいでしょう。おすすめはエクスモバイルです。
何かあった時の為に御守り代わりにもなるし、快適にインターネットができるのでおすすめです。
#参考記事はこちら⇩
ハガニア地区への行き方
ハガニアエリアはホテル街のタモンからは離れているので、シャトルバス、ツアー、レンタカーで行きます。
オプショナルツアーで行く方法
オプショナルツアーに、この記事で紹介したハガニアエリアを巡るツアーがあります。
大聖堂+スペイン広場+アプガン砦+ラッテストーン公園などの観光名所を効率良く3時間で回ることができるおすすめの現地ツアーです
この現地ツアー会社は大手の安心安全な会社で、私もグアムへ行く度にお世話になっています。
シャトルバスで行く方法
ホテル街から赤いシャトルバスの「タモンシャトル」でGPO(グアムプレミアムアウトレット13番)まで行きます。GPOから赤いシャトルバスの「レオパレスシャトル」に乗りかえて「アガニャショッピングセンター前26B」まで行きます。
※赤いシャトルバスについて:赤いシャトルバスの詳細や時刻表
ショッピングセンターからは徒歩で10分で、この大聖堂や公園のある場所に到着します。
レンタカーと駐車場
レンタカーで行かれる場合は、ホテル街のある場所から車でおおよそ10分で到着します。駐車場は、以下の地図の道路の反対側にあります。広いのですぐに見つけられると思います。
レンタカーについては以下の記事を参考にしてください。
ハガニアのレストランやカフェ
ハガニアエリアは、このハガニア地区の観光スポットから徒歩10分の場所に、「ハガニアショッピングセンター」があり、シャーリーズ、トニーローマ、ウェンディ―ズ、タコベルなどのレストランがあります。
特におすすめはトニーローマ。
#参考記事はこちら⇩
また、スキナープラザ近くにはグアムで大人気のプロア2号店があります。1号店は予約も取り辛いですがハガニアにある2号店は比較的予約が取りやすいです。
#参考記事はこちら⇩
また、少し歩けばグアムではかなり美味しいハンバーガーが食べれるモサズジョイントがあります。私的にはここのハンバーガーがグアムで食べた中で一番美味しかったです。何度もバーガーコンテストで優勝している優良店です。
#参考記事はこちら⇩
カフェで少し休憩するならシナモンロールで有名なカップンソーサーなどがおすすめです。
詳細は以下の記事でまとめているので参考にしてください。
以上です。