グアムのヒルトンホテル前にあるイパオビーチは、グアムの中でも一番有名なシュノーケリングスポットです。初心者はもちろん玄人でも楽しめるビーチで、足がつく場所でも一面が珊瑚の森のようになっていて、カラフルな熱帯魚をたくさん見ることができます。
このイパオビーチは、私が一番大好きなビーチ。
初めて潜った時は「グアムにこんな素晴らしいビーチがあったんだ~」と感激しました。もうかれこれ10回以上は潜ったかな。
今回はこのイパオビーチについて詳しくご紹介したいと思います。
イパオビーチの海の中の写真
イパオビーチのシュノーケリング写真を集めてみました。
ボーダー柄と水色のスズメダイは大量泳いでいます。イパオビーチはグアムでもかなり透明度が高いビーチので潜らなくても水面から見えますよ。
魚群です。私の友人は目がいっぱいで怖いと言っていました。確かに。
サヨリの仲間はグアムのビーチならどこでも見れます。時々大群で近くに寄ってくるので刺さりそうでびっくりしますね。
イパオビーチにはムラサメモンガラも大量にいます。時々噛み付いて来るので気をつけてくださいね。
ちなみに海の中の写真はiPhoneで撮影してます。グアムに行くなら防水ケースあると安心ですよ
イパオビーチの場所や設備について
イパオビーチはグアムでも有名なヒルトンホテルとPICホテルの間にあり、簡単に行くことができますよ。
場所・行き方
イパオビーチにシャトルバスで行く場合、『PICホテル前』で下車してください。目の前に『ABCストア』があるので、ここでシュノーケリングセットを購入されることをおススメします。
$10~$20ドルで売られており、大人用、子ども用、数も豊富です。
またイパオビーチには売店や軽食がないので、事前に飲み物等を購入して行きましょう。
その後、以下の道を『ヒルトンホテル側』へ5分~10分ほど歩きます。
少し歩くと信号が見えてきて、その角に『PROA』というレストランあります。そこを海側へ曲がると、イパオビーチパークという大きな公園が見えてきます。
以下の写真のようにきちんと整備されていますが、この芝生が湿っていることがあるので注意が必要。ちょっとした小屋みたいなものもあり、日陰で休憩したりできます。
この公園を抜けると、そこ一帯がイパオビーチ!!この海の色!最高の美しさ~!
いつもエメラルドグリーンに輝いています。
白い砂浜に、淡い水色の海。
お昼前後で天気が悪くなければ海の色はいつも上記写真のような色です。
場所についてですが、google地図を張り付けておきます。PICホテルとヒルトンホテルの間ですね。
不安な方はツアーに参加しても良いでしょう
ライフセーバー
イパオビーチは、ライフセーバーの方もいて安心!
以下の写真の真ん中にある小さな建物にライフセーバーの方がおられます。常時2名いるようで時々友人たちも来ているのか5人くらいいたりして賑やかです。
ちなみに浮き輪などの溺れ対策無しで、シュノーケリングセットのみを持って海に入ろうとすると、メガホンを持ったライフセーバーの方にカタコトの日本語で、「深い場所があるので危ないので気を付けてください~」って言われちゃいます。
ロッカーと荷物
イパオビーチには荷物用のロッカーがありますが、場所が公園内で管理人みたいな人もいません。私は泳ぎながら見える方が安心なので使ったことがないです。
盗難が不安な方は、ライフセーバーのある建物付近に荷物を置かれることをお勧めします。
ライフガードの建物は、2つ階段があるのですが、私はいつもその階段と階段の間に荷物を置いています。
ずっと海にいても、盗まれたことはありません。ただし万が一のことを考えて、盗まれてもいいように、持ち物は最小限がよいと思います。
シャワー
イパオビーチはシャワーが2箇所あり4つのシャワーがついています。水圧よし。
レンタルグッズ
レンタルグッズですが、そのような施設はありません。
もし浮き輪やシュノーケリンググッズを持っていない場合、ABCストアに売ってます。だいたい10ドル~20ドルくらいで売ってますが、シュノーケリングの10ドルの安いものは壊れやすいので注意してください。
イパオビーチの撮影スポット
2019年ごろ突如としてイパオビーチに現れたのがGUAMのモニュメントの撮影スポット。
海の色が特別綺麗な場所でもあるので、撮影するだけでもオススメです。時々結婚写真の撮影が行われているのを見かけます。
行く前に引き潮と満ち潮をチェックしておこう
シュノーケリングをする前に、チェックしておきたいのが、潮の満ち引きについてです。海についてあまり詳しくない方の為に、少し詳しく記載しておきます。
引き潮
海水が引いていき、どんどん海面が浅くなっていく現象です。
浅くなってしまうので、泳いでいるとサンゴ礁にお腹がついてしまい泳ぐのが大変です。
例えば2014年11月29日の朝8時頃から泳いだのですが、引潮で、いつもは水深2m程度で足がつかない深さの場所でも、浅くなりすぎて、「サンゴが海面から出てくるんちゃうか~」と心配になるほどでした。
こんな状態では、気持ちよく泳げません。が、10時頃になると潮が満ちてきて泳げるようになりました。
満ち潮
満潮になると、基本的に深くなります。シュノーケリングをするなら満潮が一番よいと思います。
グアムの満ち引き情報については「グアム総合情報サイト:アイランド」に載っています。
※アイランドマガジンの「干潮情報」のところ。Nは12時正午です
イパオビーチのおすすめシュノーケリングポイント
イパオビーチのシュノーケリングスポットは、以下の写真のように海の色が濃くなっている場所です。所々黒くなっている場所があると思いますが、これが珊瑚の場所だと思っていただいてOK。
透明度は高く、身長165cmの私が入って下にあるものが見えるほどの透明度です。写真よりも、実際はもっともっとキレイですよ。
イパオビーチは広いので場所によっては珊瑚がまったくない場所があったり、深さが違ったりするので、順番に説明していきます。
目指すのは先ほど記載したとおり、水の色が濃くなっている場所です。
まずは、以下の写真を見てください。
この写真はライフガードから撮影したものです。
ライフガードから3分ほど泳ぐと到着する珊瑚エリアを『スポットA』地点、そして、ライフガードから左側のヒルトンホテルに向かって泳いだエリアを『スポットB』地点とします。
スポットA
深いです(※満潮時)私で足付かない場所の方が多いです。おそらく水深2mほどだと思われます。深いところは3mくらいにもなると思います。
また深い所を更に奥に行くと、浅くなったりします。
ライフガードからは比較的近いスポットになるので、深くても安心ですよという意味でご紹介させて頂きました。
そして・・・サンゴの森がずーーーっと続いていて、感動するほどの大量の魚たちがお出迎えしてくれますよ。
スポットB
浅くて足がつきます。身長165cmの私で胸あたりの水深の場所が多いです(※満潮時)泳ぎが苦手、溺れるのが怖い方はスポットBを楽しんでください。
ただし、珊瑚が「点々」とある感じで、そこに魚が集まっています。一帯が珊瑚というわけではありません。
私は深いスポットAが大好きです。
ちなみに、足がつかないスポットですが、力を入れずに泳いでいられます。体が勝手に浮くようなイメージです。もちろん進む為には平泳ぎしないといけないですが、全然疲れません。
疲れたら、浅瀬に行き、背を向けて雲を見ながら、水の上に浮かんだり・・・。本物のウォーターベッド。完全に寝れちゃいます。
イパオビーチで注意すること!必読!
イパオビーチは基本的なことを守っていればライフガードもるので安全なビーチです。
私は浮き輪やライフジャケットを使わないので、旦那とは絶対に離れずに一緒に泳ぎ、少し泳いで目を合わせるという約束をしています。
ちなみに私は実家の目の前は海、小学校4年~6年まで遠泳1500メートル泳いだ人間で、ライフジャケットは逆に泳ぎ辛いので付けていないだけです。泳ぎに自信が無い方は、必ずライフジャケットを着用してください。
また、このビーチで2014年に日本人観光客が連日事故で亡くなっています。幼い子と大人の男性とのことですが、どのあたりで起きたのかは不明です。
どんなに泳ぎに自信があっても、知らない海ほど怖いものはありません。私も過信してしまう時がありますが、冷静になるよう心がけています。
このお二人がお亡くなりになった日の一週間以前に私は主人とイパオビーチで泳いでおり、他人事とは思えず記載させて頂きました。
お二人のご冥福をお祈りいたします。
潮の流れとアウトリーフ
イパオビーチの沖に白波が立っている場所があり、そこを過ぎると『アウトリーフ』になり外洋に出てしまいます。そうなった場合、どこに流されるか分かりません。
波が立っている場所はものすごく遠いし、そこまで泳いでしまう強者はあまりいないと思いますが・・・。念のため記載しておきます。
また、私の悪い癖で海の世界に夢中になりすぎてしまうので、パートナーとは、15分ほど泳いだら『足の付く浅瀬まで戻る』という約束をしています。
またイパオビーチで何度も泳いでいますが、沖に流さたことはありません。基本的に波の少ないタモン湾内ですし、潮の流れは左から右になります。(ヒルトン側からPICに向かっての横の流れ)
つまり、泳いでいると、PICのホテル側に流されることはよくありますが、沖に行くことは早々ないと思います。
でももし、万が一ですが、沖へ行く流れ(離岸流)に遭遇したら、陸に向かって泳がずに、陸と並行に泳いで(離岸流)から脱出してください。
また、泳ぎながら度々顔をあげて陸との距離を確認してください。
日焼けに注意
日焼け対策はしっかりとしてください。ビーチへの行き帰りだけでも、以下のようなラッシュガードがあると便利で、こちらは私が持っているおすすめ品です。
また、グアムの日差しをなめてかかると、日本人女性の大半の肌は真っ赤になると思います。私は帰りの飛行機で背中が痛くて地獄だったので、気をつけてくださいね。
イパオビーチは裸足は無理
イパオビーチは、サンゴの欠片がたくさんあるので、マリンシューズを持って行かれることをお勧めします。裸足で入るとかなり痛いのよ。
最初に行ったときば、ビーチサンダルを履いて泳いだのですが、泳ぎ辛くて大変でした。
それでも懲りずにこれまでの旅行ではビーチサンダルで泳ぎましたが、最近日本で夫と色違いを購入しました。(グアムにも売ってると思うけど、探すのが面倒なので)イパオビーチはマリンシューズ必須のビーチなのでご注意を。
サンゴを壊さないで!
最初に記載しましたが、珊瑚は絶対に壊さないで!歩くなんてもってのほかです。
珊瑚礁の上に立って休憩している方を時々見かけますがとても悲しくなります。特にイパオビーチは足が付く場所でも珊瑚がたくさんあるので泳ぎつかれて立ってしまったという方もおられるかもしれません。
ですが、みんなで守っていかないといけない珊瑚礁です。泳ぎ疲れて足をつきたくなったら、何もないところに行って休憩しましょう。
休憩する場所まで泳ぐ自身がないなら、浮き輪かライフジャケットを付けて泳いでください。
最後に・・・個人でイパオビーチへ行くのが不安な方は、オプショナルツアーで行かれるのもよいかもしれません。他のビーチについては以下の記事が参考になります。
イパオビーチについて最後まで読んで頂いてありがとうございました。楽しく安全にお魚さんと遊んでください。